台風10号の接近により、9月7日(月)は通常どおりの営業ができない可能性があります。メールのご返信や更新作業など、対応できない場合がありますので、予めご了承ください。
大きな被害がありませんように。みなさまもどうかお気を付けください。
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連日の雨降りとジメジメにまいっていた妻が、念願の除湿機を購入して、その効果に驚愕している原田家です。
除湿機は、すごい。めちゃくちゃスゴイ。ほんの数時間でタンクに水がたっぷり溜まり、いったいこの水はどこからやってきたんだ?と、怖くなるくらいです。室内干しの洗濯物もパリッと乾くし、今年の買ってよかったで賞は、除湿機に決定です。
子供は一時期ハマってしまったYouTubeも全然見なくなり、ひとり遊びも上手になって、かばんうりのガラゴの内容を暗記して読んでくれたり、線も上手に描けるようになったり、トイレもできるようになったり、週に2回、幼稚園の練習のような倶楽部に通いはじめたり、日々、その成長を感じています。
仕事は相変わらず忙しくて、マスクの息苦しさと戦いながら打ち合わせをこなし、机にかじりついてデザイン、ときどき太宰治(太宰ブーム到来中)、そして、君たちはどう生きるか(岩波文庫)に感銘を受けながら、なんとかがんばっています。
やっと梅雨が明けましたね。
先日、妻が絵本を爆買いしてきました。絵本は惜しまずたくさん買おう、というのが我が家の方針なのです。
その中のひとつに「はじめてのおつかい」という絵本があって、ぼくは初見だったのですが、子供と一緒に読んでいて、途中でうるっときて声が詰まりました。名作やないか・・・。
あの番組のタイトルって、この絵本からとってるんですかね、やっぱり。ぼくの両親はあの番組が大好きで、いつも泣きながら観ていましたが、ぼくも今なら泣くでしょう。100%泣く自信があります。
後日、みんなでジョイフルへ行ったとき(ぼくはジョイフルのペッパーハンバーグが好きなのです)、子供が店員さんに向かって「これくださーい」と大きな声で言っていて、あ、はじめてのおつかいのあの子を真似してるんだな、と気づきました。
一生懸命ウェブサイトをつくって、お客さまに喜んでいただく。つくったウェブサイトは、触ることのできないデジタルデータだけど、それでもネット上に確かに存在して、情報を更新しながら生き続けます。
リニューアルをして消えてしまうことはあるけど、大抵のウェブサイトは、何年も生き続けます。それがもし、つくった当日に消えてしまったら、喪失感はハンパないと思う。あんなに一生懸命つくったのに、もう見ることもできないのかと、ガッカリすると思う。
妻は毎日、ぼくと子供のために(そしてたぶん自分のために)、料理をつくってくれます。しかもバリエーション豊かに、いろんな美味しい料理をつくってくれます。
料理もクリエイティブですよね。頭も技術も使って手間もかかる。だけど、料理の命は、とても儚い。つくったその日に、食べて無くなってしまいます。どれだけ手間暇かけた料理でも、あっという間に。
それでも毎日、美味しい料理をつくり続ける妻を、ぼくはリスペクトしています。カタチとしては残らないけど、ぼくたち家族のカラダは、妻の料理でできています。
そろそろ寝ようかと寝室でゴロゴロしていると、子供がぼくと妻が二人で写っている写真を手にとって、「お父さんとお母さんしかいないね」と言いました。
そこで「〇〇〇はこの時どこにおったと?」と聞くと、「お母さんのおなかの中」と答えました。
まあここまではよくある話。我々が子供にそう教えたのかもしれないし、何かテレビとかで見たのかもしれない。ちなみに子供は2歳10か月です。
「お母さんのお腹の中でなんしよったと?」
「お母さんのおなかのお風呂で遊んでた」
「お風呂!?お腹のお風呂で遊びよったと?」
「うん、そうよ」
「お風呂冷たかった?」
「ううん、あたたかかった。そしたらいきなり流されたんだー、ぶわーーって」と言いました。
それはきっと、生まれ落ちた瞬間のことでしょう。ぼくも妻もびっくりしました。ダッシュでノートを取ってきて、メモしました。
その後、もっと話してくれるかもしれないと思って、いろいろ聞いてみたんだけどダメでしたね。いやあ、それにしても、ビックリしたなあ。
たまに更新したと思ったら、制作実績の紹介か、本買いました、の2パターンのみ。
うーん、いろいろと書けることはあるんです。じゃあなぜ書かないのか?いや、書けないのか?それは、ぼくの気持ちにゆとりがないからです。いかーん。
「忙しい時こそ心にゆとりを持ちなさい」は、ぼくがパチンコ店でバイトしていた時のリーゼント副主任から頂戴した名言ですが、まさに今それを実践しないといけないなあ。
日曜日、キャナルの無印にカーテンと収納アイテムを買いに行きました。出発が夕方前だったので、必要なものだけささっと買って帰ろうねと決めていたんですが、MUJI BOOKS を見たそうにしているぼくに妻が「本屋さん見てきたら?」と、神のひとこと。
じゃあお言葉に甘えて10分だけ!と言って、1時間近くウロチョロしてしまいました。MUJI BOOKS 楽しすぎ。欲しい本が山のようにあったけど、とりあえず今回はアイデアの古本と、CASA BRUTUS の現代アート特集買いました。
両親が飼っていた柴犬のジャムが、先日14歳で旅立ちました。あまりにも突然のことで、知らせの電話を受けたその場でへたりこみました。
賢い犬で、まるで悟っているかのように穏やかな顔で、いつも静かでじっとしていて、ぼくがたまに実家へ行くと車のエンジン音でわかるらしく、いつも玄関に先回りして待ってくれていました。
14年前、ジャムがはじめて実家へ来たときは、まだ手のひらに乗るぐらい小さくて、家族みんなの靴下を順番に噛んでまわるから椅子の上に足を非難させて、ぐるぐる走りまわるジャムを笑って眺めていました。
両親は自分たちと同じ食事を与えて、大好きな千鳥饅頭もたくさん食べさせて、おかげでジャムはみるみるうちに大きくなって、ちょっと太りすぎじゃない?と、人から言われるようになりました。だけど、病気らしい病気はまったくしませんでした。
両親から、毎日たっぷり愛情をもらって、きっとジャムは幸せだったと思います。
ぼくは自分に子供ができて、実家へ子供を連れていくようになると、ジャムが子供を噛んだりしないだろうか?と、そんな心配をするようになりました。子供が無邪気にジャムへ近づいていくと、危ないよと言ってすばやく抱きかかえて引き離しました。
でも、ジャムは一度も噛んだりなんかしなかったし、吠えることだってしなかったし、子供がこたつで寝てしまった時はそばに腰を下ろして、まるで子供を守るような姿でじっとしていました。
ジャムごめん。噛むかもしれないとか考えてしまって、ごめん。
14年間、両親のそばにいてくれて、ありがとう。