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本のこと

改めて実感する

いろいろな人に支えられていると、改めて実感したここ数ヶ月。当日もたのしみだけど、ここまでの準備期間もまた、かけがえのない経験となりました。

そんな中、うしおととら、ついに読み終えてしまった。1巻から33巻まで、一本筋の通った大作。最後は、泣くよね、これは。名言1位は「泥なんて何だい」。

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キュウリのサンドイッチ

ぼくがキュウリのサンドイッチを好きになったのは、村上春樹さんの影響です。

「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」(初期の傑作)で、天才博士が塩をふってポリポリとキュウリのサンドイッチを食べるシーン。それを読んで、ぼくも真似をしました。そんな感じでちょこちょこと村上作品から影響を受けています。地底に対する恐怖も、この作品のせいです。

先日買った「多崎つくる」は、まだ5ページぐらいしか読んでいません。なんか出だしから暗いんだよ。

新しい作品を次から次に読むのもいいけど、大好きな作品を何度も何度も繰り返し読むことが、ぼくは好きなんですね。読むたびに発見があります。またハードボイルド~を引っ張り出して読むのもいいかもなあと、今朝、キュウリのサンドイッチを食べながら思ったのでした。

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なぜ初期のほうがいいのか?

ふらっと立ち寄った本屋に、村上春樹さんの「多崎つくる」が並んでいたので買いました。たとえタイトルがイタい感じだろうが、そこは見てみぬふりをして買うのです。

多くの村上ファンと同じように、ぼくも初期の作品が好きで、ねじまき鳥以降はしっくりこないままですが、1Q84は面白かったから今回もちょっと期待しています。ネット上の評価は見ません。見ないし、気にもしません。好きな作家の作品ぐらい、自分自身で評価したい。

しかし音楽も映画も文学も、長年のファンは大抵「初期のほうが好き」となるのは何故なんだろう?北野武監督の作品も、圧倒的に初期が好きです。積み重ねていく経験や技術の代償として、何か勢いのようなものを失くしていくんでしょうか。自分はそうはなりたくないけど。

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ストイックスイッチ

3月のライオンの最新刊を読みました。感想は人それぞれだろうけど、なんか「あの一家」の話が多すぎて、少女マンガみたいになっていますね。島田さんや二階堂がそれこそ命がけで将棋の勝負に挑むあの熱い感じが、このマンガのすばらしさだったのに。

ぼくはストイックでありたいと願う怠け者だから、定期的に自分の中のストイックスイッチをパチンと入れてあげる必要があります。だから3月のライオン4巻の、島田さんのストイックさに、日ごろからお世話になっているのです。だからこそ最新刊の将棋の扱いはちょっと・・・。

明日はラグビーですね。彼らからストイックスイッチを頂きます。

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本の装丁は大事である

太宰治の「人間失格」を読もうと、近くの本屋に行ってみたら、あるにはあったけど装丁がひどい。なんかアニメみたいな表紙で、購買意欲ガタ落ちでした。どうやら新潮文庫のほうはちゃんとした装丁みたいだけど、そっちは在庫がなかったので断念。帰宅後、amazonで購入しました。かわりに、新潮文庫から出ている「斜陽」を買ってきました。本の装丁って大事なんだよ。

太宰は文章がきれいだなあ。読んでいてほれぼれします。同じく、又吉さんがおすすめしていた、谷崎潤一郎の「春琴抄」も買ってみました。谷崎はヘンタイだとよく言われるけど、どう変態なのか楽しみです。

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空っぽになった後に

ピース又吉さんの書いた小説がすごく評判いいので気になってます。

今後も続けて書いていきたいと語る彼の言葉ですごく印象的だったのが、「5作目くらいまでは今自分の持ってる情報で書ける。それ以降は書くことがなくなってしまって、それからの自分が楽しみだ」という言葉です。

んー、かっこいいのう。空っぽになることを怖がるのではなく、空っぽになった自分から何が出るのか、そこに期待して楽しめるってすごい。

いまの自分の資産を小出しにして、チマチマやっていっちゃいかんですね。空になるぐらい力を出してしまった後に、次のニュー原田があるのかもしれん。

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翔ぶが如くはまだ2巻

翔ぶが如くの読書スピードが遅くて、まだ2巻の中盤をうろついています。「竜馬がゆく」や「坂の上の雲」よりも、非常に緻密で情報量がすごいから、1ページめくるために結構なパワーがいります。なので焦らず、じっくり向き合っています。

それにしても、薩摩の男はいい。西郷さんの人間的魅力がすごいのだ。彼らは自分の人生を「どう終わらせるか」を常に考えていて、それが生き様になっている。そんな大きな視点で人生をとらえたら、目の前のイヤな出来事なんて、取るに足らない、ちゃいちー問題たい。

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