あまり批判的なことは書きたくないのですが、すこし前に「うーん・・・」と思うことがあったので、書かせていただきます。
ある日、自分がつくらせてもらったホームページに、知らない間に「検索エンジン対策」と思われる不自然な文章が追加されていたり、ほのぼのとして素敵だったブログが、いつのまにか殺伐としたビジネス的なブログに変わってしまっていました。
お客さまに聞くと、どこかの業者さんに「こうしたほうがいいですよ」と、アドバイスをされたそうです。
お客さまはホームページのプロではないから、それっぽい業者の方にそう言われたら、信じてしまいますよね。お客さまに罪はありません。
お客さまと一緒に苦労してつくり上げたものを、間違った知識を持った第三者に壊されるのは、本当にツラく悲しいことです。
キーワードがどうのこうのよりも、ユーザー視点での優良コンテンツこそが、最大の検索エンジン対策であると、グーグル本人がずいぶんと前から言っているのに、「古くてお手軽な業者テクニック」を使ってホームページに手を入れて、目先のアクセス数だけちょっと伸ばして、それを成果と勘違いするような業者さんは、今すぐ正しいホームページづくりについて学び直すべきです。
キーワードを露骨に盛り込んだ文章は不自然だし、ビジネスの匂いが文章に染み込みます。それを見たユーザーは、直感的に離れていくんです。少なくともぼくは離れます。
ホームページというのは、ただやみくもに人を集めるためのツールではなく、顧客(もしくは顧客候補)と、つながるためのツールです。せっかく来てくれたユーザーに逃げられたら、それは本末転倒です。機会損失です。
自分がユーザーだったら。その視点を忘れずに、判断していただきたいと思います。