テレビで仕事部屋が紹介された時、本棚に並ぶ本や映画、レコード、音楽機材について「趣味のモノも多い」というニュアンスで紹介されて、そうか、他人から見るとここは趣味部屋にも見えるのか、という発見がありました。ぼくの中で趣味と仕事は紙一重なところがあって、要は「感性を高めるためのモノ」だから、いいデザインをたくさん見ること、いい写真にたくさん触れること、いい映画を観て、いい音楽を聴く、そして本をたくさん読む、それらはぜーんぶ仕事につながると思っているから、「趣味のモノ」と言われてしまうと、ちょっと抵抗を感じるのがぼくの本音です。撮影の時、それが顔に出ているのを妻はしっかり見ていて、「堅いところが出とったねー」と後で冷やかされました。