ぼくは本屋で本を買う時
気になる本を見つけたら
パラパラっとページをめくり
ピンと来たら迷わず買います。
ネット上のレビューは
絶対に見ないと決めています。
だれか知らない人の
感想や評価に惑わされず
自分の直感を頼ります。
ハズれることもあるけど
そのほうがいいと思います。
ぼくは本屋で本を買う時
気になる本を見つけたら
パラパラっとページをめくり
ピンと来たら迷わず買います。
ネット上のレビューは
絶対に見ないと決めています。
だれか知らない人の
感想や評価に惑わされず
自分の直感を頼ります。
ハズれることもあるけど
そのほうがいいと思います。
魔の山をちびちび読んでます。魔の山の物語自体がちびちびゆっくり進むので、それをちびちび読んでも一向に話は進展しない。でもすごく面白い。日常でどんなことがあろうと、本を開いた瞬間、その本でしか味わえない完全にオリジナルな世界の中へすっと入っていける小説こそが、名著なのかもしれんなあ、とか思いながら。
子供が夏休みの自由課題で、オリジナルの物語を書きました。タイトルは「レコードぼうけん」。いろんな県に行ってレコードを買い、ご当地グルメを食べ、ホテルで寝る、そういう話です。将来子供が小説家になったら、このレコードぼうけんが彼の処女作ということになる。
■魔の山(トーマス・マン / 高橋義孝訳)
■白鯨(メルヴィル / 田中西二郎訳)
■読書案内(モーム / 西川正身訳)
■人はどう死ぬのか(久坂部羊)
魔の山、白鯨、その分厚さでぼくをはねつけてきた本たちに、いよいよ挑む時がやってきました。この分厚さは、カラマーゾフの兄弟と悪霊以来です。乗り気じゃない時はマイナス査定だった魔の山の分厚さが、読みはじめた今ではうれしくて仕方ない。分厚さ最高。次に控える白鯨もまた分厚い!
毎月必ず3冊本を買うと決めたのに、まずいぞ、残り1週間のうちに買わないといけない。トーマス・マンの「魔の山」を買うことは決めています。トーマス・マンの「魔の山」という名前から漂う圧倒的な本物感。トーマス・マンの「魔の山」が、駄作なわけがない。トーマス・マンの「魔の山」が本棚にある人と無い人だったら、あるほうがかっこいいに決まっている。ただ問題は、新潮文庫で買うべきか、岩波文庫で買うべきか、そこです。翻訳は相性があるから、実際に読んで決めよう。
もしぼくが本屋の店員だったら、「人間の土地」をレジに持ってきたお客さんに、声をかけずに黙っていられる自信は無い。「コットはじまりの夏」のDVDを持ってこられたら、これめちゃくちゃ良いですよって言いたい!今までいろんなお店でいろんなモノを買ってきて、一度も店員さんから「これ、いいですよね」と言われたことないけど、みんなよく我慢できるね。
漢字がすこし読めるようになった子供が
本棚に並ぶタイトルを読み上げていた。
子供「かぎりなく、とうめいに、ちかい、ブルー」
ぼく「おー、透明が読めるんやね」
子供「からまーぞふの、きょうだい」
ぼく「うん」
子供「ひつじを、めぐる、ぼうけん」
ぼく「いいね」
子供「あー、これはちょっと嫌な名前やね」
ぼく「?」
子供「にんげんしっかく!」
岩波少年文庫、注文の多い料理店(宮沢賢治)の序文に、ぼくはすっかりやられてしまった。きれいで、独特で、胸を打つ文章だ。巻末の高橋世織さんの解説文がまた、すばらしい。「わかる」とはどういうことなのか。わからないこととじっくり関わる、それは何のことだろうと想像力を働かせ、ありのままに感じ考えること。本当の勉強をしていこうではありませんか、という高橋さんの言葉を、もっと若い時分に聞きたかったなあ。ある晩、子供が寝る前の読書タイムに手にとった。お!と思ったけど、ぼくは何も言わなかった。1ページだけ読んで、やっぱりまだわからんと言って、別の本と取り替えた。そうしてまたいつか手に取って、わからないことを楽しめたらいいね。
7月が待ち遠しい。
コットはじまりの夏のDVDが届くから!
思い返すと、映像、音楽、脚本、静かさ、
好きな要素ばかりだったけど
欧米の映画で「沈黙の価値」が
語られることへの喜びもあった。
自己主張してナンボという
欧米の価値観が嫌いだから。
待ち遠しいといえば
子供は7歳の誕生日を心待ちにしている。
ニンテンドースイッチを買ってもらえるから。
しかしここに来てスイッチの
後継機発売がアナウンスされてしまった。
このタイミングで現行機を買うのか
それとも新機種を待つのか
子供には難しい選択だ。
さぞかし悩んでいるだろうと思いきや
本人はそのことについて
あまり考えてなくて
かいけつゾロリシリーズの本に
夢中になっている。
ぼくは本を読んでいる時の
子供の顔を見るのが好きだ。
■ツァラトゥストラかく語りき(F・ニーチェ)
■ロリータ(ナボコフ)
■チップス先生、さようなら(ヒルトン)
■マンスフィールド短編集(マンスフィールド)
■自然のレッスン(北山耕平)
■HAND BOOK(大原大次郎)
■ぼくは本屋のおやじさん(早川義夫)
■一生ものの、本と映画と音楽とアート(GINZA特別編集)
ある意味これは自分のための記録です。
毎月3冊本を買うという目標は
いまのところ継続できています。
ただ読む時間がなかなか無いから
未読の本がたまっていく・・・
店先のワゴンに均一本を積んでいる、昔ながらの小さな古本屋。そういう店に入ると、たとえ欲しい本が無くても、何か1冊は買わないといけないような気持ちになるので、入りたいけどどうしようかなあと迷った挙句、入ってみることにした。入ってすぐのところに児童文学が並べてあって、そこで早速子供に買って帰りたい本を見つけた。1冊買う本を見つけたらもうこっちのもんや。途端に気持ちがラクになり、ぼくは買う客ですよ!という顔をして堂々と棚を眺めていると、マンスフィールド短編集という本が目に留まった。マンスフィールド?聞いたことないなあ。もしかしたら今では手に入らないレア本かもしれん。そんなよこしまな気持ちで手に取った。表紙は作家のポートレートでデザインされていて、その硬派な佇まいもぼくは気に入った。買って読んでみると、とても良かった。最初の「園遊会」という短篇でグッときた。あとで調べると、マンスフィールドという人は有名な作家で、マンスフィールド短編集はレア本でもなんでもなかった。でもぼくにとってはレアなことよりも、ずっと価値のある1冊になった。