古いノートや拾ってきた紙に描く
フィリップ・ワイズベッカーさんや
大竹伸朗さんはかっこいい。
思ったこと、日々のこと、アイデア、
イラスト、なんでも書いたり、
切ったり、貼ったり、している
そんなノートが6冊目になりました。
と言うと、まるで順調に
書き進めているように聞こえるけど
実際は5冊目のノートだけで2年かかってます。
1冊目は2か月で使いきったのに。
だんだん失速するお約束パターンです。
ノートに書かなくなってから
ぼくの思考は停止していました。
停止していた時はそう気づかなかったけど
またノートにゴリゴリ書き始めた今
それがわかります。
『書くことは考えることと同義である』
故野村克也さんの言葉です。
『デザインは手段にすぎないんだけれども、しかし手段を超えたなにかがなければデザインは輝かない。意味を伝えるために存在していながら、意味を超えて輝くことを、だれもが無意識に期待している』(文字講座 – 服部一成)
『デザインに圧倒される時って基本的に造形のことだと思うんです。そのカタチに目も心も奪われるというか。デザインという仕事をよく言われる医者の役割に限定しすぎてしまった点はよくなかったですね』(あるインタビューより – 長田年伸)
7月9日 トウモロコシ
今年もうらた農園さんのトウモロコシを注文。甘くてとても美味しいです。
7月15日 風邪で寝込む
風邪をひいて寝ていると、子供が隣に来てコロコロコミックスを読んだり、レゴで遊んだりしている。感染しないか心配だったけど、弱っている時、近くにいてくれるだけで嬉しい。
7月22日 藤吉さんの個展
博多阪急へ、花祭窯・藤吉さんの個展を見に行く。一人の手でつくるからこその調和と美。その理念にぼくは深く共感しています。鹿が描かれたお皿を1点購入しました。花祭窯さんのウェブサイトも更新。
7月24日 君たちはどう生きるか
宮崎駿先生の最新作を観る。鑑賞1回目の感想としては、正直あまり好きではなかったかな。ぼくはモノの良さを理解するのに時間がかかるタイプなので、数年後に感想は変わるでしょう。
8月22日 これじゃないとダメなモノ
愛用しているカメラのX100Fが、2回目の修理から帰ってきた。壊れても買い換えずに使い続けるものって、よく考えたらこれだけかもしれん。替えが効かない存在に、ぼくもなりたいと思う。
9月2日〜4日 5年ぶりの知床
家族旅行 in 北海道。夏の北海道は普通に暑い。各所で鹿に会い、羅臼ではマッコウクジラとイシイルカにも会えました。スケールの大きな大自然の中で感じる自分のちっぽけさよ。影のMVPは、道民が愛するセイコーマートのおにぎり(ベーコンおかか)。
誠に勝手ながら、8月10日(木)~8月14日(月)までの間、お盆休みとさせて頂きます。
また、9月2日(土)~9月4日(月)についてもお休みを頂きます。
その期間中にお送りいただいたメールへのご返信や、ご依頼いただいた更新作業等については、お休み明けの対応となりますことをご了承ください。ご迷惑をお掛け致しますが、どうぞよろしくお願いいたします。
4月29日 お茶こぼし事件
注意深いことで有名なぼくが、仕事中盛大にお茶をこぼし、PC周辺機器をびちゃびちゃにしてしまった。水筒のフタを締め忘れていたのだ。USBポートと外付けHDDを買い替えるはめになって凹む。
5月5日 ランドセル
ランドセルフェアに行ってランドセルを買った。色鮮やかなもの、変わった素材のもの、ドラゴンの刺繍入り、いろんなランドセルが並んでいて、子供がトリッキーなものをチョイスしたらどうしようと思ったが、プレーンな黒を選んでくれてホッとした。来年からもう小学生だなんて。
5月10日 studio kurokawasha
打ち合わせで久しぶりに黒川舎のスタジオへ行った。千春さんが自分で壁を増設したり、壁のペイントをさらに塗り重ねたりしていて、その行動力とクオリティに驚く。帰りに蔦屋書店へ。アート写真集コーナーが飲食スペースに隣接していて、本をゆっくり見ることができない。なぜ本屋で本を買いたい人が肩身の狭い思いをしなければいけないのか。
5月27日 てこじゅう
気になっていた近所のお店「てこじゅう」さんでお好み焼きを食べた。粉っぽさを感じない、ぼく好みの軽やかなお好み焼きですごく美味しかった。また行こう。
6月17日 太宰府遊園地
朝から太宰府遊園地へ。20年ぶりぐらいにジェットコースターに乗る。子供がすぽーんと飛んでいきそうで怖かった。炎天下でいろんな乗り物に乗りまくっていると、ぼくも妻も途中からあくびが止まらなくなり、身の危険を感じた。帰りの電車で満足気に眠る子供をおんぶして帰った。
九州各地に9つの店舗を展開している
「岩永補聴器グループ」さまの
ホームページリニューアルを
担当させていただきました。
https://www.iwanaga-co.com/
前回から約7年ぶりのリニューアルです。
旧HPも気に入って頂いていましたが
やはり7年経つと伝えたいことも変化し
スマホからの閲覧が増加したこともあり
全面リニューアルする運びとなりました。
今回は福岡、佐賀、熊本、長崎
九州各地のお店をまわり
すべてのスタッフさんにお会いして
写真と動画の撮影をおこないました。
そしてホームページと共に
完成したのがこちらのムービーです。
撮影は黒川舎の黒川さん。
補聴器にスポットを当てるのではなく
「聞こえを応援するスタッフの皆さん」に
スポットを当てたいと考えました。
事前に手描きの絵コンテをつくり
イメージを共有して撮影に臨みましたが
この方向性で果たして良いのだろうかと
途中悩んだりもしました。
でもスタッフの皆さんにお会いして
その誠実さやお人柄に触れていく中で
間違ってない、大丈夫と確信できました。
(本当に皆さん心の良い人ばかり)
自分が肌で感じた魅力や雰囲気を
しっかりと伝えられるホームページを目指し
ひとつひとつの「言葉」にこだわりながら
社内で立ち上げたプロジェクトチームの
皆さんと共に作り上げました。
岩永さん、高尾さん、川原さん、山道さん
そして撮影にご協力を頂いたすべての皆さん
どうもありがとうございました!
ここ数か月まともに休みもとれず
仕事仕事の毎日を送っていますが
そんな中でも読書を怠らない
ストイックな自分にシビれます。
最近読んだ本たち。
・雨の日はソファで散歩(種村孝弘)
・千年の読書(三砂慶明)
・ディキンソン詩集(亀井俊介編)
・夜間飛行(サン=テグジュペリ)
・昔日の客(関口良雄)
・これは水です(D.F.ウォレス)
・四角形の歴史(赤瀬川原平)
・歩くこと、または飼いならされずに詩的な人生を生きる術(トマス・エスペダル)
・空が青いから白をえらんだのです(寮美千子編)
・本屋で待つ(佐藤友則)
・アメリカンスクール(小島信夫)
・ブーヴィエの世界(ニコラ・ブーヴィエ)
読んでいる最中に「これは」と興奮して
一度パタンと本を閉じてから余韻に浸る。
そんな自分のための本に出会う確率は
鳥のウンチが頭に落ちるぐらい低いです。
ちなみに子供を幼稚園に送る道すがら
妻の頭上にトリウンが落ちてきたそうです。
運よく傘をさしていたからよかったけど
ズドンとかなりの衝撃だったようです。
「夜間飛行」(サン=テグジュペリ)は
ぼくにとってのトリウンでした。
それもかなり大きな鷲のそれぐらい
ズドンとかなりの衝撃を受けました。
草原の上を飛行する場面や
暴風雨の中をくぐりぬける場面で
宮崎駿アニメの飛行シーンが
頭の中にぱっと浮かびましたが
駿さんもこの小説からかなり
影響を受けているみたいです。
草稿は400ページあったのを
181ページに切り詰めているせいか
どのシーンもダラダラしてなくて
淀川長治さんが初期北野映画を評して語った
「さっと出してさっとやる感覚、贅沢さ」
そんな感じです。
最近はさらっと読めるエッセイ集を
手にとることが多かったけど、
やっぱり文学は良いな。
すなわち人間の幸福は、自由の中に存在するのではなく、義務の甘受の中に存在するのだ。