長浜の鮮魚市場に、子供が描いたと思われる魚の絵がずらっと並んでいて、おもわず目が釘付けになりました。どれもが自由で、パワフルで、魅力的なのです。
あのピカソも、子供のように描きたいと願ったはずで、だけど本当の意味での自由な絵というのは、子供にしか描けないんだなあ。漫画家の楳図かずおさんも探求した「子供と大人の違い」は、とても興味深いですね。
「仕事で絵を書いているとさ、だんだん上手になっていくでしょう。上達するのは、案外カンタンなんだよね。」と言ったのは、ヘタウマの元祖、イラストレーターの湯村輝彦さんです。
「だからぼくは、子供のときに絵を描いた楽しさを忘れないようにしている。そして、上手くならないように気をつけている。」これはまさに、金言だと思うのです。