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悪霊

悪霊


ついに悪霊を読み終えました。
カラマーゾフ以上に読みづらく
上巻はとにかく苦痛でした。

いったい何の話を読まされているのか
よくわからないまま
修行のような気持ちで上巻を読み終え
下巻の中盤あたりで
やっと何かが見えてきて
終盤はただただ圧倒されました。

すべてがわかった後にもう一度読み返すと
あんなに退屈だった上巻もすごく面白い。
すごいぜ悪霊。
ぼくはカラマーゾフよりも
悪霊のほうが好きかもしれない。

ネットで悪霊ファンの声を読み漁ると
だいたいみんな読むたびに面白くなる
と言っています。本当にその通りです。
映画でもそういうのありますね。
初見は??だけど、中毒性の高いやつ。
ブレードランナーとか3-4X10月とか。

シャートフ、キリーロフ、
ステパン先生、ワルワーラ婦人、
登場人物みんなが魅力的で
ドストエフスキーはキャラひとりひとりに
ちゃんと「心」を持たせている気がします。

そのせいで読みづらく
難しいんじゃないかな。
だって人の心が一番わからないから。

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