村上春樹さんの本はほとんど
持っているつもりだったけど、
ふらっと立ち寄ったMUJIBOOKSで
目に留まった「日出る国の工場」
そういえば持ってないかも、
いや持ってるかな?ぱらぱらぱら・・・
やっぱり持ってないや、
例によって安西水丸さんの挿絵が付いてます。
ぼくは水丸さんの仕事の中で
「村上朝日堂はいかにして鍛えられたか」
の挿絵がいちばん好きです。
フォルムも線の太さも抜群にいいです。
日出る国の工場の挿絵もなかなか素敵でした。
村上さんによる工場見学記も面白くて、
コムデギャルソンの工場を取材する回は、
これだけでこの本を買った価値がある。
村上さんが川久保玲さんのことを
語っているのもとても興味深く、
あのギャルソンの服を
町の職人さんが自宅の2階で
奥さんと共に縫製している
という事実にはちょっと興奮します。
もちろんそこだけじゃなくて
他にも大小いろいろな工場に発注しているし、
この本が書かれたのは1986年だから、
今はもうそんな素敵な体制では
ないのかもしれないけど。
ちなみにぼくは
コムデギャルソンの服を着たことは
一度もありません。