ハラプロのような個人事務所にも、駆け出しのWEBデザイナーや駆け出しのプログラマーの方々から、よく売りこみメールが届きます。ありがたいことです。ただ残念なことに、そのほとんどが同じような形式で書かれた、同じような内容のメールです。定型の挨拶文からはじまり、これまでの経歴や持っている技術、稼働できる時間などがつらつらと事務的に書かれてあるメールです。冒頭の〇〇様の部分だけを書き換えて、不特定多数に送られたメールです。
開いた瞬間「あ、またこの感じか」と思い、そのまま閉じます。ごめんなさい。きっとWEB系のスクールがメールのテンプレートを渡して、卒業したらとにかくたくさん送りなさい、と指導しているんでしょうね。
僭越ながらアドバイスをさせて頂くと、そういう皆と同じテンプレートメールをどれだけたくさん送ったところで、興味を持ってもらえる確率はゼロだと思います。自分のことを知ってもらいたいなら、ましてや仕事のパートナーになりたいと願うなら、そんな手抜きをしてはダメだと思います。
ちゃんと時間をかけて、ここは!と思える相手を選び、ひとつひとつ自分の言葉で書く。技術とか資格とか経歴とか、大切なのはそこじゃなくて、ひとつのメールに対する姿勢ではないでしょうか。送る相手に対してちゃんと時間をかけて書かれたメールなら、ポイっと捨てられることは無いし、ポートフォリオも見てもらえると思います。