撮った写真を何年か後に見返すと、撮影した当時とはまったく違う見え方をすることがあって、たとえばこの写真なんて、何これ?っていう感じだけど、数年経った今、撮ったことさえ忘れていたぼくはこれを見て、その日の細部がありありと眼前に蘇ってきました。
写真ってなんで写るんだろう?写真の原理は知ってるけど、なんか科学的に説明されても納得いかない部分がある。不思議だなあ。時間を止める魔法やね。
先日、フィルムカメラを買った。中古のオートボーイ。5000円ぐらい。主に妻が日常を撮ってくれているけど、シャッターを押すことに慎重になりすぎて(フィルムあるある)まだ10枚ぐらいしか撮っていない。現像に出す頃には、きっと何にシャッターを切ったのかもう忘れていて、いわゆる時間の魔法が発動すると思います。