考えごとをしている時に電話が鳴った。
しかもケータイではなく
固定電話のほうにかかってきた。
めったに鳴らない音にビクッとして
慌てて受話器をとったぼくは
「お電話ありがとうございます
株式会社・・・ハラプロ原田です」
と言ってしまった。
ハラプロは株式会社ではありません。
なのになぜそう言ってしまったのか?
ぼんやり頭で電話をとった結果
ぼくの脳は20年前の制作会社時代に
タイムスリップしてしまったのだ。
(しまった!)と焦っていると
受話器の向こうの人が
「〇〇さんのお宅じゃないんですか?」
と言った。まちがい電話だった。
電話をかけたほうもとったほうも
両方間違えるなんてことがあるんですね。
お客さんじゃなくてよかった。