WEBサイトのコンテンツをつくるために取材をして記事を書くという仕事が最近多い。取材をするのも、記事を書くのも、どちらも楽しいけど(大変でもあるけど)、なんといってもキツイのがテープ起こしです。ボイスレコーダーを再生しながらテキストに起こす作業、これがキツイんです。一度体験した時間をまた再体験しないといけないのもキツイし、自分の間抜けな声を聞くのもキツイ。1時間取材をしたら、テープ起こしは倍の2時間かかります。いや、キツくて休み休みやるから3時間ぐらいかかるかも。キツイ。取材&ライティングで一番大切なのはおそらく「話を聞く時間」で、そのための「準備」も重要です。いい話が聞けたらもう勝利は確定していて、記事を書く時間はぼくにとってご褒美みたいなものです。その間に存在するテープ起こし、これはもうただただキツイ。キツイしかない。もしかしたら、録音データから自動でテキストを起こしてくれる便利なテクノロジーがあるのかもしれない。どうなんだろう。あれば使ってみたい。でもあのキツイ時間に脳の中で取材体験が再構築されていて、それも大事な要素だったりするかもしれんしなあ。いま、そのキツイテープ起こしを乗り越えて、ご褒美タイムに突入しています。苦労の結晶である素材をどう活かして記事にするか、とても楽しい作業です。