森山大道さんのワークショップに参加した人が、森山さんに撮った写真を見せると、大抵「撮った数が少なすぎる」と言われるらしい。シャッターを押す前にあーだこーだ考えすぎて、結局撮った枚数が森山さんのそれと比較すると、圧倒的に少ないそうだ。素人よりも、巨匠のほうが、貪欲に数を稼いでいるというのは、とても興味深い話です。
例えばルアーフィッシングでも、釣れる人は釣れない人よりたくさんルアーを投げている、これは真実です。いいキャッチコピーを書くための秘訣は、頭であれこれ考えるより、とにかくたくさん関連する言葉を書くことからはじまるし、デザインも1発で決まればラクだけど、実際はこれでもかこれでもかと、作り続けた先にゴールがあると思います。