Apple Music というものは、月額980円で、たくさんの音楽が聴き放題というサービスのようで。
ふーむ。
それを良いとか、便利とか、素直に思えない自分がいる。
昔は、お金も時間も情熱も注いで、音楽と接していたし、その分、感動や自分への影響も大きかったと思うけど、いとも簡単にたくさんの音楽にアクセスできて、気分でつまみ食いするような聴き方からは、感動や影響って得られないんじゃないか。
ぼく自身、音楽に関する大きな失敗をしています。それは、これまでコツコツと買いためてきたCDをすべてパソコンにデータで取り込み、CDのジャケットを全部捨ててしまったことです。
捨てた当時、音楽はパソコンで聴けばいいし、ダンボール何箱分ものCDケースが一掃できてよかったーと思いました。でもそれは、完全に失敗だった。
このジャケット廃棄事件のせいで、お金と時間と情熱をかけて育んできた音楽への愛情が、みるみる薄れていきました。やっぱり、目に見えないデータと、ジャケット付きのCDやレコードは、まったく別物なのだ。
あー、書いていて悲しくなってきた。