安西水丸さんの展覧会が6月に京都であるらしい。たまたま数日前、村上春樹さんの短編集を本棚から引っ張り出してきて、安西水丸さんのイラストがやっぱり素敵だなあと思って、いろいろ水丸さんのことを調べていたのです。
「上手い下手にとらわれすぎると自分にしか描けないものが描けなくなる」「ぼくは一発勝負でやり直しをしない」などなど、興味深いインタビューが残っています。あの迷いのない線は、一発勝負から生まれるんですね。
そんな水丸さんが、仕事をするうえで大切なことについて、下記のように語っています。
「イラストレーターとして仕事をするには、イラストレーション以外のこともできるようにならないといけないんですね。目上の人とも失礼のないように話ができたり、聞かれたら自分の考えをきちんと説明できるとか、約束の時間を守るとか。当たり前のことのようですが、みんなができるわけじゃない。特に言葉づかいは大事だと思います。」
ぼくも同じように思っていたので、「やっぱりそうだよね」と深くうなずきました。そして「自然体」というのも、水丸さんの重要なキーワードですね。