福津の津屋崎に工房を持つ陶磁器作家さんと奥様に、お話をうかがう機会がありました。
陶器づくりは分業が当たり前らしいのですが、その方はかたちづくりから絵付けまで、すべてひとりでおこなっていて、「一人の手でつくるからこその価値」を追求しているとのことでした。ぼくはそれを聞いて、視界が晴れた気分でした。
というのも、ここ1~2年の間、制作スケジュールがパンパンになりがちで、お待たせしたりお断りするケースもあって、もしかしたら今のひとり体制を見直さないといけない時期にきてるのかなあ・・・と、ぼんやり悩んでいたのです。しかし、そんなモヤモヤは消えました。
一人の手でつくるからこその価値を、ぼくも追求していきたい。改めて、そう思いました。